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2022年、起業13年目。

新年あけましておめでとうございます。

気が付けば起業して丸12年経過し13年目。私はサラリーマンとしての時間は8年間くらいしかなかったので、とっくに起業してからの時間の方が長くなっていました。

SNS全盛のこの時代に、ブログはもう書くことはないと思いますが、コーポレートサイトの見直しをしている時にふと見返すと5年前の今日、ブログ書いていましたので、内容的にもそれに対するアンサーとして書いてみます。

5年前の今日、こんなことを書いていましたね。

’’2020年、東京五輪の年には当社では「きっずえんじぇる」の店舗を二桁である10店舗に増やす計画でおりますので、楽しみにしていてください。’’

結論として、ニュースリリースでもお知らせしたように、東京五輪2020が開催された昨年2021年に当社のリユースサービス事業部が運営するベビー・キッズ専門のリサイクルショップ「きっずえんじぇる」店舗は全店舗閉店いたしました。

振り返れば2017年当時でもメルカリの普及がありCtoC(個人間売買)が普通のことになっていたので、当社でも実店舗での買取販売は頭打ち&右肩下がりになりつつありました。しかし当時はいくらスマホアプリでのCtoCが普及しても実店舗需要は無くならない、またベビー・キッズ専門というニッチなカテゴリは目利きも難しく、長年の運営で得たノウハウは色褪せることなく参入障壁も高いことから、ニッチ事業として生き残ることを計画していました。

が、2020年に想像すらできなかった「新型コロナウイルス感染症」の影響、いわゆる「コロナ禍」が起こり、当社の全店舗も大打撃を受けました。その後、続く2021年の年明け早々の再度の緊急事態宣言を受け、まだ財務的な体力があるうちに、取引先や従業員に迷惑をかけないうちにという考えで全店舗閉店を決意しました。起業のきっかけになった事業であり、当然ながら思い入れが深く、苦しい決断となりました。

コロナ禍は、会社としてはメイン事業であったリユースサービス事業を転進する、きっかけではありましたが、必ずしも、それが全てではなく世の中の環境変化に追従していかなくてはならないということでもあったと思います。

全店舗の閉店決定後、色々な動きがあり、私が縁のある地域である東京五輪2020サーフィン競技会場(釣ヶ崎海岸)の町、千葉県長生郡一宮町にて、事業再構築補助金の交付を受けて新規事業(リゾートサービス事業部・グランピング事業)を発足することになりました。それは従業員の雇用維持の為でもありましたので私個人的にも嬉しいことでもありますが、地理的な問題から希望者のみ新規事業に異動することになりました。新規事業では地元にて新たに人材を募集しますのでそれはまたの機会にお知らせいたします。

奇しくも、東京五輪2020が延期開催された2021年に全店舗閉店しましたが、その後に東京五輪2020サーフィン競技会場の地域で新規事業を発足することになり、不思議な縁と流れを感じています。

最後に、長年の間、当社・リユースサービス事業部が運営していた「きっずえんじぇる」をご愛顧いただいた皆様および従業員の皆様、心より感謝申し上げます。

ありがとうございました。

ベイビーブレイン株式会社 代表取締役 阿相大樹