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ターゲットを点ではなく面で捉える

先日、カンブリア宮殿にプレコフーズという食材卸会社(飲食店向け)が出ていた。凄いんですけどこの会社。僕はやきとりが大好物なので将来は個人的にやきとり屋でもやりたいなと半ば本気で考えてたりするのだけれど笑 こういうサポートをしてくれる会社があるのならますますやってみたいなあと思うのでした。

なにが凄いかというと、この業態なのに売上の伸び率が半端ではないのです。直近で売上130億程度になってる、5年前の売上55億程度から236%くらいに。凄い成長率ですね。

なぜそこまで成長することができたのかというと、当然のこと単なる卸売ではなく付加価値を加えているからですが、その1つの軸となるものが小ロット取引です。プレコフーズは食材卸なので主な顧客は飲食店なのですが、食材を納品するときは自社配送している。

なんと顧客の95%が個人店らしく・・・、月に1万買わない店もあるらしいとのこと。1回あたり1000円以上なら取引OKらしい!しかも送料無料。そんなことやっていて、商売になるのか?と当然のように疑問に思いますが、なぜそれでも大丈夫なのか、、、

それがターゲット(顧客)を点ではなく面で捉えているから

とのこと。個人店の飲食店への配送効率を考えた場合、それぞれに店を個々の点で考えると、とてもじゃないがコストが合わないが、その店があるエリアを1つの顧客として考える(面)と配送効率も劇的に向上し商売として成り立つとのこと。

言うのは簡単ですが、その面を隙間のない面にしていく過程はとてつもなく大変なことだと思います。隙間だらけの面は、点と何ら変わりないですから、点の集合が面に変わるタイミングがどのタイミングなのかが気になりますね。

弊社の「きっずえんじぇる」事業もドミナント効果を狙い、出店地域はなるべく寄せて考えていますが、そういうレベルの観点ではなく、点ではなく面で捉えるという観点を弊社の事業の何かに流用できないか考えてみたいです。