明けましておめでとうございます。
早いもので脱サラ起業してから3回目の年明けを迎えました。
今ではショップ以外にもシステムコンサルの仕事も行ったり、今年は更に新しいビジネスに参入する予定だったりしますが、起業の取っ掛かりはベビー・キッズ専門リサイクルショップでした。
前職が所謂IT企業だったことから、なぜ畑違いであるショップの運営で起業したのか?と聞かれることも多いので、ちょうど丸3年になる今年、振り返りという意味でもそのことを書いてみようと思います。
前職時代、大手ITコンサルティング会社にいた私は、それなりの立場にあり、同年代と比較しても多過ぎるくらいの給料をもらっていました。しかし私が退職する2、3年くらい前から会社を取り巻く環境が大きく変わりまくり、周りにいた尊敬していた人やお世話になっていた人達がどんどん辞めていきました。
私も会社に対するロイヤリティは大きく失われ、更に会社環境が大きく変わり始めた頃に、実母を癌で亡くすという悲劇にも見舞われ、仕事に対するモチベーションがかなり下がっていました。ただ、このまま時間を過ごしているだけでは人としてダメになると思い、漠然と30歳を目処に独立したいとも考えていたこともあって、将来の経営に役立つだろうと当時お世話になっていた人に勧められていた中小企業診断士の資格取得の勉強を始めました。精神的に何かに打ち込む必要があったのだろうと思います。
翌年、運良く一発で中小企業診断士試験に合格した私は、具体的な起業ネタを模索し始めました。ただし、同業であるITでの独立は考えていませんでした。生活感のない価格設定や値引きが当たり前ですし、その提供する価値すらにも疑問を持ち始めていたので、もっと地に足ついたリアルなビジネスがしたかったからです。起業ネタは色々と模索しました、それこそ飲食店から農業まで色々と調べましたが、あるときにふと考えました、儲けないとダメだが、儲けるだけが目的のビジネスだとすぐに飽きるだろうなと。
そこで悩みました。どうやって見つければいいのだろう?そして何かの本に書いてあったんだと思いますが、自分の生い立ちを、振り返ってみればやるべきことが見えてくるのかも?という思いに至りました。そうして見ると自分は母子家庭であったことが大きく、母と子供というようなキーワードで起業ネタを探せればいいかもしれないと思ったのです。しかしゼロベースで作りあげるのは難しいと、最初はフランチャイズに絞って探し始めた頃、ベビー・キッズ専門リサイクルショップというビジネスを見つけることになり、起業ネタを探し始めてから1年以上してから会社を退職することになります。
そのような取っ掛かりで現在に至りますが、この3年間で解釈を広げ、地域住民の生活に密接に関わるようなリアルビジネスと今までの経験が活かせるITビジネス、その2つを組み合わせたビジネスという3軸で盛り立てて行こうという方針で今は頑張っています。